明日香きくらげはオガクズなどの培地を利用した菌床で栽培しております。国産と書かれたものでも菌床は輸入品を使用しているという農家さんもおられますが、当社が使用している菌床は、菌から培地となるオガクズまで全て国産のものを使用した純国産菌床です。
栽培方法は農家さんによって様々ですが、当社の明日香きくらげは栽培中ほとんど日光に当てずに育てます。ハウスの中は湿度を保つため噴霧器でミストを噴出していますが、その湿度はなんと70~90%。少し息苦しさを感じるほどのミストで足元も見えないほど真っ暗な中、懐中電灯で照らしながら慎重に作業を行っています。
柔らかいきくらげの収穫はスプーンなどでこそげ落とすように行います。菌床のきくらげは成長が早いため、大きくなりすぎない内に程よいサイズのものを選定し、毎日収穫作業を行っています。
収穫後は丁寧に洗い、オガクズなどをキレイに取り除き、石づきの少し固い部分をカットしていきます。
最後にボイルして丁寧に湯切りをし、生はそのまま出荷し、冷凍品はプロトン凍結機で瞬間凍結させることで鮮度を保ちます。白いきくらげは収穫後すぐにボイルをすることで、変色を防いでいます。乾燥品はボイル後に乾燥の工程に入ります。
乾燥品は生のものとは少し食感が異なりますが、長期保存が可能なため家庭用に人気があります。天日干しと乾燥機による乾燥工程を経てパック詰めされます。常備しておくと大変便利な食材です。